よく噛んでゆっくり食べるダイエットについて　kenspo通信 No.99

アスリートたちの名言

限界は自分が作り出している思い込みにすぎない

＜義手のスプリンター　重本沙絵 選手＞

澁澤院長からあなたへ

今回は「よく噛んでゆっくり食べるダイエット」についてです。
早食いは体重の増加につながりやすいことが知られています！早食いが体重増加をもたらす要因として、
(1)早食いは過食になりがち
(2)早食いは「食事誘発性体熱産生量」を減らす、この2つに関連しているようです。
食事誘発性体熱産生とは、食事後に起こる栄養素の消化・吸収によって生じる代謝に伴うエネルギー消費量の増加のことで、1日の総エネルギー消費量の1〜1.5割程度を占めているのです。
食事をした後、体が暖かくなるのはこの熱産生によるものです。

早稲田大学の研究グループはこれまでに固形食でよく噛んで食べると、早く食べるよりも食事誘発性体熱産生量が増加することを明らかにしていますが、最近の研究で液状の食物の場合でも同様であることを示しています。
以下はその研究内容です。
異なる方法で同じ飲料(20mL×10杯のココア味の飲料：合計200mL)を5分間で摂取。
(グループ1)飲料20mLを30秒毎に1回飲み込むこと×10回(飲むだけ)。
(グループ2)飲料20mLを30秒間口に入れた後に飲み込むこと×10回(味わう)。
(グループ3)飲料20mLを30秒間口に入れて1秒に1回噛んだ後に飲み込む×10(噛んで味わう)。
摂取前から飲料摂取90分後まで、肺でのガス交換変量の酸素摂取量から食事誘発性体熱産生を算出したところ、食後90分間の食事誘発性体熱産生量の総計の平均は、(グループ1)では3.4kcal、(グループ2)では5.6kcal、(グループ3)では7.4kcalとなりました。
味わう時間を長くし、さらには咀嚼を加えることで、有意に高い値となります。
これは固形食のみならず、飲料でも味わう時間を長くし、さらにはよく噛むことで、食事誘発性体熱産生を増加でき、食後のエネルギー消費量を増加できることを示しています。

昔から「牛乳もよく噛んでから飲みなさい」と言われたこともありますが、その意義がこの研究により科学的に裏付けられます。
忙しい日常でゆっくり食事の時間がとれないことも多いでしょうが、よく噛んで食べることがダイエットにつながることは間違いないので、思い出したら取り組んでみてぜひ習慣化できるとよいですね。

メディカルフィットネスfineだより

こんにちは！メディカルフィットネスfineです。
　今回はfine施設内にあるホットパックについてご紹介します！
ホットパックとは・・・患部を温める温熱療法です。
～ホットパックの効果～

患部を温めて血行を良くすることで筋肉の緊張を緩和する効果があります。
ぜひ、運動前にご利用ください！！（メディカル会員・リハビリ会員専用）
☆☆☆ご入会・ご利用の際はfine受付まで☆☆☆

理学療法士からお知らせ

こんにちは、健康スポーツクリニック理学療法士の宮下です。
気候も少しずつ暖かくなり春の兆しが感じられる時節となりました。
散歩やウォーキングをしている方やこれから始めようと考えている方も多いと思います。
そこで、今回は歩行に繋がる【片足立ち】について取り上げたいと思います。
皆さん何気なく歩いていると思いますが歩行を分解してみると、片足立ちになる瞬間があると思います。
そこがポイントです。
皆さんその場で片足立ちをしてみて下さい。
左図のように骨盤を水平に保ちながら行うことができているでしょうか？
右図のように骨盤が傾いていると歩行の際も同じ姿勢になっている可能性があります。

このような姿勢では適切な筋肉を使用できていない可能性や腰痛や膝痛に繋がる可能性があります。
ウォーキングをする際に先ずは姿勢良く【片足立ち】ができているか確認しましょう！
鏡を見ながら修正することでそれ自体がエクササイズになるのでぜひ試してみて下さい！