熊谷市の健康スポーツクリニック 上肢の日帰り手術ができる施設 交通アクセス
KENSPO
健康スポーツクリニック
MEDICAL SPORT CLINIC 〒360-0203 埼玉県熊谷市弥藤吾122-1
診療時間
8:45~12:00---
14:30~18:30----
14:00~17:00-------
△→手術のみ(診察なし)
お問い合わせ 048-501-5656 - 休診日 -
水曜日・日曜日・祝祭日

施設のご案内

  • 健康スポーツクリニック
  • メディカルフィットネスfine
  • カフェマツボックリ
  • まつだ整形外科クリニック

「頚部神経根症」について kenspo通信 No.158

待望の瞬間が訪れた

第4クオーター終盤、ベンチに座る河村は、突如立ち上がると、慌ててウェアを脱ぎ捨てた。そして残り3分34秒、現役最小172・7センチのひときわ小さな体は、ついに世界最高峰の舞台へ。
「夢がかなった瞬間は特別」。
前例のない、Bリーグ出身選手から、日本人4人目のNBA選手が誕生した。

~河村 勇輝選手~

澁澤院長からあなたへ

今回は「頚部神経根症」についてです。
頚部~肩~腕に痛み・しびれがあり、“肩が痛い”という訴えで受診されることが多い神経由来の痛みですが原因は首にあります。
首は7つの骨(頚椎)から構成されています。
頚椎の間にはクッションの役割を果たす椎間板や骨を連結する靱帯があり、これらは加齢や長年の負担などで傷んで硬く肥厚したり、膨隆したりします。
頚椎の神経孔という骨性トンネルを左右の腕に向かう神経根が通りますが、この部位で変性した椎間板や靱帯が神経根を圧迫刺激することで炎症が起きて、頚部~背中/肩/腕/手指にしびれや痛みが生じるものです(下図)。

刺激される神経根の部位により痛み部位が異なります(下図)。

逆に痛み部位から原因部位を推測することができます。
とはいえ、変形があるから必ず症状が出るものではなく、神経の炎症が治まり、異常に興奮した状態が治まれば症状は緩和するものです。
神経根を刺激する原因は以下に挙げられます。

・寝違い
・長い時間頚椎の過伸展
・不良姿勢(猫背)
・うつぶせの姿勢で寝る
・同じ姿勢をとる
・首を角に倒したり回したりする
・頚椎に負担のかかる姿勢をとる

好発年齢は50-60歳台、男性に多い傾向です。
神経圧迫要因は変形68%・ヘルニア22%です。
一般的な経過として88%は1ヶ月以内に軽快し、発症4-5年後に90%は無症状か軽度であり、1~2年以内の再発率は12.5%程度という報告があります。

治療は第1に姿勢改善です。
神経の炎症が治まるように上記の悪い姿勢をとらない・神経孔が広くなる姿勢(背筋を伸ばして顎を引く)を日常で心掛けることです。
第2に神経の炎症が自然改善するまで神経疼痛緩和剤(プレガバリン/ミロガバリン)を内服することです。
第3に症状強ければ原因となる部位にエコーガイド下神経根ブロック注射をすることもあります。
頚椎牽引や電気治療などは医学的治療エビデンスありません。むしろ牽引は悪化することもありますので正しい治療を受けましょう。

Cafe matsubokkuriだより

こんにちは。朝晩が冷え込むようなってきましたね。
体調は崩していませんか?
11月の期間限定の2種類のスムージーをご紹介いたします。

・焼き芋スムージー
物繊維豊富な秋の代表さつまいも!
さつまいもの濃厚な味わいと、優しい甘みが広がるスムージーです。
豆乳か牛乳お選びいただけます♪
・甘酒スムージー
ビタミンB群が豊富な甘酒!
甘酒の自然な甘みで心温まります。
ホッとしたいときや小腹がすいたときにおススメです♬

理学療法士からお知らせ

こんにちは!理学療法士の鳥羽健太です。
本日は、市民ランナーの怪我で多い「腸脛靱帯炎」についてのお話です。
腸脛靱帯は、膝関節の安定機構でもあります。
ランニングやサイクリングなど、膝の屈伸動作を繰り返すことによって、腸脛靱帯が大腿骨の外側の骨隆起部の上を移動するため摩擦が生じ、腸脛靱帯に局所的ば炎症を起こして膝の外側に痛みを伴います。
ある一定の距離を走ったりすると痛みを生じることや、下り坂を走る時に痛みが増すのが特徴です。
スピード練習によりストライドを広げること、体型的要因として内反膝や回内足があります。

<怪我した場合の治療方針>
保存療法が基本であり、手術適応になることは殆どありません。
まず、痛みの原因になっている走行距離を減らし膝への負担軽減に努めます。
しかし、痛みが出現する直前までのランニングは行っても大丈夫です。
その際、運動直後の足腰のストレッチを入念に行わないと症状が悪化することがありますので注意が必要です。
来年は、妻沼駅伝や熊谷さくらマラソンも開催されますが、当院の理学療法のスタッフによるストレッチブースも設ける予定です。運動量が増える時期に怪我のないようにからだを動かしましょう!