今回は前回に引き続き、“腱鞘炎(ばね指)の保存加療”についてです。
保存加療(手術以外の治療)は以前より安静・超音波や温熱などの物理療法・注射加療がありますが、これらの中で明らかな有効性が示されているのは注射加療です。
以前からの水溶性ステロイドは効果少ないですが、トリアムシノロンという脂溶性ステロイド(長期作用型)が登場してから手術件数が世の中で半減したとも言われています!
1回の注射のみで長期にわたる消炎効果でほとんどの方がいったん改善します。
症状の強い方はまずは手術する前に一度はお勧めしています。一方、多くの報告があるように、注射して半年後で約50%程度の方が何かしらの症状の再発を認め、1年後となると70%程度となります・・・
これまで理学療法での治療の報告はあまりされていませんでしたが、2015年に「とくなが法」と言われるストレッチ法が報告されています。
(千葉ほか:日本手外科学会雑誌31:935-940:2015)
①腱鞘ストレッチ
②屈筋腱ストレッチを組み合わせます。
これを毎日行うと1か月くらいで効果が出てくるようです。
毎日行えば、半年後といった長期的な面では注射での再発と比べると長期成績はよい!!
ですが、毎日行うのも大変なのが実情です・・・
どうしても注射ができない方(妊婦や糖尿病が悪い方)には第一選択と考えます。
次回は腱鞘炎(ばね指)の手術加療についてです。
◯今日の一物全体レシピ◯
一物(いちぶつ)全体(ぜんたい)とは「生命あるものを丸ごと食べるからこそ身体が整う」という意味です
1.葉っぱを洗って細かくきざみます
2.フライパンに刻んだ葉とごま油を入れ炒めます
3.しんなりしたら、塩昆布を入れ少し炒めて味をなじませます
●冷凍保しておけば、これからの季節 食欲がない時でも、ご飯にふりかけたり、おにぎりの具としてパパっと簡単に栄養補給ができ便利です
材料は人参の葉、ごま油、塩昆布だけ!
次回は、人参の葉っぱにはどういった栄養があるのかご紹介いたします
皆さん、こんにちは!!健康スポーツクリニックリハビリテーション科です。
今回は〝背骨〟の動きを改善するストレッチをお伝えしようと思います。
背骨の動きを改善するメリットとしては、姿勢の改善(猫背や反り腰)や筋肉のコリ解消(肩や腰の痛み)、自律神経の調整(ストレスを軽減しリラックスする効果や内臓機能の働き向上など)他にも様々なメリットがあります!!
ぜひお風呂上がりや寝る前に、1日の疲れた体をリセットするつもりでやってみて下さい。
スタートポジション:背骨をまっすぐ伸ばして、両足を伸ばしましょう
*ももの裏が固くて、きつい方は膝を曲げた姿勢でも大丈夫です!!
➀息を吐きながら、背骨を丸めて前へ移動していきましょう!!
➁息を吸いながら、体を起こしてスタートポジションまで戻ります!!