こんにちは。当院では8月より体外衝撃波という治療機器を導入し、治療を開始しました。
圧縮空気が生み出す強い振動を痛みのある部分に当てることで、以下の効果があるとされます。
①血流を増加・組織再生を促進
②慢性化した痛みをやわらげる
③沈着したカルシウム石灰を破砕する
さっそく当院におけるカルシウム石灰の破砕成果をお示しします。
肩に急激で強い痛みを生じる疾患として肩石灰沈着性腱板炎があります。
これは急激にズキズキする強い痛みが生じて、腕が上がらず、夜間も眠れません。
発症当初は消炎鎮痛剤とステロイド注射で積極的な鎮痛を行います。
これにて比較的早期に強い痛みは改善します(効果不十分の場合には石灰部を局所麻酔でポンピングして吸引します)。急激な痛みが取れたあとに体外衝撃波で石灰破砕を試みました。
週1回で計5回ほど行ったところ写真のように見事に石灰が縮小・消失しました!
(過去の報告でもレントゲン上の縮小・消失効果は約70%程度と報告されています。)
以前は痛み改善したら治療は終了し、沈着した石灰は放置したままでした。
石灰が大きいと後に肩の第2関節でひっかかりを生じ、肩インピンジメント症候群という状態で痛みを生じる原因にもなる可能性があります。
最新治療である体外衝撃波で石灰を破砕し、しっかりとケアを行うことができるようになりました!
他部位の石灰にも対応できますので、痛み残存の原因となり得る石灰をしっかりと砕きましょう!
みなさんこんにちは!
今回は有痛性外脛骨について簡単にお伝えします!
・10歳~15歳のスポーツをしている子に多く、運動時や運動後に痛みが出現し運動を休むと痛みが少なくなるのが特徴です。
・痛みの部位として内くるぶしよりも斜め前の突出している骨(舟状骨)に出現する。
・舟状骨がふくらはぎの筋肉(後脛骨筋)に過度に引っ張られている状態が続くことがひとつの原因として挙げられます。
※また臨床上では痛みが出現している場合に足の裏が非常に硬く、扁平足であることが多いと感じています。
・しゃがみ込み(床にかかとをつけた状態でしゃがみ込めるか)
・FFD(床に手の指先がつくかどうか)
・ふくらはぎ(後脛骨筋)のストレッチ
※ストレッチの際はかかとが浮かないように
30秒~60秒 体重をかけてゆっくりと伸ばしましょう!
・足の裏全体をマッサージ(テニスボール使用して)
現在、有痛性外脛骨で満足に運動が出来ていない方、また予防チェックに当てはまる方は実践してみましょう!