11/11(日)に熊谷市立文化センターで市民公開講座を開催し、松田院長から膝関節治療の再生医療(第2種)について、私の方から筋腱・靭帯に対する再生医療=PRP療法(第3種)についてお話させていただきました。今回は当院で治療可能となったPRP療法についてです。
PRP(Platelet=血小板、Rich=豊富、Plasma=血漿)とは血小板を豊富に含んだ血漿という
意味で血液を遠心分離することで作成できます。
筋腱や靭帯が損傷すると内出血が起こり、血の塊が形成されます。この中の血小板から様々な成長因子が放出され、細胞が遊走・分化・増殖することで、組織が治癒に向かいます。しかし腱や靭帯はそもそも血流が少ないところで、損傷しても血腫形成が少なく、肝心な血小板が少ない環境にあると考えられ、このため、遷延治癒や難治性となりやすいのです。
ここへ血小板を豊富に含んだ血漿:PRPを注射し、本来の組織に備わった治癒メカニズムを利用して治癒を目指す治療がPRP療法です。
「関節ライフ」より引用
スポーツ傷害の筋・靭帯損傷では部分断裂程度までは早期復帰を目指すために良い適応です。
腱炎や腱付着部炎などの慢性疼痛では肘外側上顆炎(テニス肘)、肘内側上顆炎(ゴルフ肘)、
足底腱膜炎、アキレス腱炎、膝蓋靭帯炎など、一般の治療・体外衝撃波治療でも改善しない
場合には適応です。
手術加療で改善が見込まれるものもありますが、手術を受ける前にPRP療法をチャレンジするのも治療の選択肢と考えます。
今後、PRP療法が適応となる筋腱付着部炎の疾患各論について述べていきます。
みなさんこんにちは!
健康スポーツクリニックリハビリテーション科です。
最近は、朝晩冷え込みが強くなってきましたね。
これからどんどん体が冷えやすくなってきますね。
そこで今回は、体を温める運動をご紹介させていただきます。体が冷えると、筋肉が硬くなったり痛みが出やすかったり、睡眠不足になりやすいなどと体にとって悪影響を与えてしまうと言われています。
自宅で簡単にできる運動になるので、ぜひ試してみてください
※運動中、痛みが出る場合は中止してください。
①仰向けに寝ます。
②お尻を上にあげましょう。
※肩と膝が一直線になるようにしましょう。
※ゆっくり上げ下げしていきましょう。
①肩幅くらいに脚を広げます。
②お尻を後ろに引いていきましょう。
※膝はつま先より前に出ないようにします。
やり方がわからない方はお気軽にお声掛けください!