今回は「ジャンパー膝」についてです。これは一般的には膝蓋靭帯炎を指します。
膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下に痛みを来します(図の赤丸)。
ジャンプ動作や走行動作により膝を伸ばす負荷が加わりすぎると痛みが生じ、スポーツでもバレーボール・バスケットボール・ランニング競技などで多く発症します。
年齢は10台後半にピークがあり、成長期のピークが過ぎて、体の硬さが残っていてさらに運動の活動性があがった時期に多く生じます。
身体の原因として、筋肉の硬さ(太もも、ふくらはぎ)・筋力低下(太もも、殿筋、ふくらはぎ)・関節可動性低下(股関節、足関節)・身体的特徴(扁平足、脚長差、骨盤後傾)などがあります。
また過度のトレーニング・硬い地面でのトレーニング・シューズの問題なども原因となります。
診断には超音波検査(腱の状態と異常血管をみることができます)とMRI検査(患部の傷んだ腱がどの部位かわかります)が有効です。
治療は保存加療です。手術は治療効果が不確定であり避けるべきです。
症状の段階により以下の治療を適宜取り入れます。
①症状が強いときは運動を控える
②運動後のアイシング
③理学療法:大腿部のストレッチや膝蓋骨の動きの改善、傾斜台を用いた遠心性エクササイズ(写真)が有効です。
また入谷式足底板(インソール)も有効で、まつだ整形外科クリニックで作成できます。
④注射療法:腱へのステロイド注射は基本的には行いません。生理食塩水または麻酔薬を超音波ガイド下に腱と脂肪体の間に注射するハイドロリリースも効果あります。
⑤体外衝撃波治療:当院では第一選択の治療で、拡散型の圧力波を用いて治療します。
⑥PRP療法:自分の血液から採取した成長因子を多く含む血小板を病変腱内に注入し、
治癒過程を促進させる治療で、当院で可能な再生医療です。
以上のように徹底した保存加療でスポーツ復帰を目指していきます。
最近雨が降らず、乾燥している日が続きますね。
インフルエンザや風邪もまだまだ流行しています。
こまめな水分補給を心掛けて下さいね。
当店では新しいスムージーが始まりました。
りんごとヨーグルト、豆乳が入っています。
このドリンクは高血圧・糖尿病・脂質異常症の方にお勧めしています。
酸味と甘味のバランスがいい、すっきり飲めるスムージーです。
「りんごヨーグルトスムージー」
エネルギー 144Kcal
カリウム 319mg
食塩相当量 0.1g
たんぱく質 5.1g 糖質 25.1g
そして、ホットドリンクでは「デトックスティー」が仲間入り。
ポットで提供します。
コップ約2杯分飲めて500円です。
体に良く、お財布にもやさしいです。
お友達とシェアして飲むのもおすすめです。
カフェでホッとして下さい。
こんにちは!リハビリテーション科です!
本日は“膝蓋腱炎”に対する運動療法をご紹介します。
膝蓋腱炎とは、スポーツをやっている方に多くみられる障害です。
ジャンプ・着地・ダッシュなどが頻繁に繰り返され、大腿四頭筋腱や膝蓋腱に過度な負担が加わることによって起こりやすいとされています。
原因は、Over use(使いすぎ)やからだが硬い、からだの使い方が悪いなど様々です。
とくに股関節や足首が硬かったりすると、膝関節への負担が掛かりやすくなってしまうので注意が必要です。
今回は、股関節の柔軟性を改善させるストレッチをご紹介します!
タオルを足にかけて、ゆっくり膝を伸ばします。
片脚を反対の膝にかけお尻を伸ばしていきます。
片脚立ちで、後ろ足を持ち上げてお尻につける
※30秒〜40秒間ゆっくり伸ばしていきます!
※痛みがある場合は、理学療法士などに相談して行ってみてください!