熊谷市の健康スポーツクリニック 上肢の日帰り手術ができる施設 交通アクセス
KENSPO
健康スポーツクリニック
MEDICAL SPORT CLINIC 〒360-0203 埼玉県熊谷市弥藤吾122-1
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肩の腱板断裂について kenspo通信 No.38

Athleteたちの名言
業界という小さな世界に固執して、
大きな世界の流れを直視しないと、
時代遅れどころか手遅れ。
新しい発見やアイデアは
外と交わることで生まれます。
<青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督 原 晋氏>
  

澁澤院長からあなたへ!

今回は加齢に伴い発症しやすい肩の腱板断裂についてです。
肩の腱板とは肩のインナーマッスルの腱群ことで肩甲骨から始まり上腕骨に付着します。
上腕骨の根元である骨頭を肩甲骨の窪みに引き付ける作用があり、肩運動の際に常にこの位置を維持できることが痛み出さないようにするために重要です。

どの年代にどの程度きたすかといった疫学について、まつだ整形外科クリニック肩外来を担当されている山本敦史先生の論文報告に基づいて述べます。

山本先生らが群馬県片品村で行った検診では腱板断裂の頻度は49歳以下:5.1%、50歳台:12.8%、60歳台:25.6%、70歳台:45.8%、80歳台:50%と年齢とともに頻度が高まります。
日本の人口データに基づくと、日本人の約1900万人に腱板断裂が存在することになり、膝の変形性関節症が約2530万人、骨粗鬆症が約1300万人との報告があり、それと同様なのです。

一方で腱板断裂があっても肩が痛くない(無症候性)場合も多く、その割合は49歳以下:57.9%、50歳台:72.9%、60歳台:67.8%、70歳台:60.9%、80歳台:68.4%であり、年代問わずおよそ3分の2に症状がないという結果です。
しかし症状がない腱板断裂もその後の数年で約半数が痛みなどの症状が出ると言われ、その場合には断裂サイズが大きく、断裂が拡大する傾向にあるようです。
逆に症状がある腱板断裂でもその後に痛みの改善が約半数に見られているとのことです。

理想的には断裂を来さないようにすること(加齢性の姿勢異常に注意)、断裂を来しても痛みが出ないようにすること、痛みが出たら痛みのない腱板断裂に戻すことが目標になりますが、一定の割合で手術が必要となることもあります。

Café matsubokkuriだより

こんにちは!!カフェまつぼっくりです。
皆さん梅雨空けし、急な暑さに早くも夏バテぎみではないですか?
暑さのために体が怠い、食欲がわかない、夜眠れない、眩暈や頭痛がするなどが、典型的な夏バテの症状です。
暑い室外と冷房の効いた室内を行き来するとその温度差がストレスになって自律神経が失調したり、体温の調整機能が不調になったりすることが主な原因だと言われています。
夏バテ対策として少量でも質の高い食事でビタミン、ミネラルを充分に取ることが大切です。

食欲不振を放っておくと栄養不足でますます体力が失われます。
食べやすいからと、そうめんだけのような食事をすると、エネルギーの転換に必要なビタミンB群が不足し、汗で失われたミネラルや体力の回復に必要なタンパク質も不充分です。
そうめんには肉、魚、野菜などのおかずを加える、具や薬味などたっぷり加えるなどの工夫をしてみましょう。

効率的な食べ方

タンパク質が体内で分解、再合成される為にはビタミンB6のサポートが必要です。魚や肉などの動物性食品にはタンパク質もビタミンB6も多く含まれるので効率的です。
ビタミンB1もイオウ化合物も基は水溶性ですが、これらが結合すると脂溶性の物質になります。水に溶けにくく、熱にも強いので、調理損失はあまり気にする必要はありません。糖質やビタミンB1が多いパスタや玄米に、イオウ化合物が多いニンニクやネギを組み合わせた料理は、糖質のエネルギー代謝が非常に高まります。

理学療法士からお知らせ

こんにちは、リハビリテーション科です!
今回は肩の動きに関連する肩甲骨や胸椎(背骨)、胸郭(肋骨)の運動を紹介します。
肩を動かすときには、腕の動きに合わせて肩甲骨が追いかけるように動き、スポーツ動作など大きな動きを行うときほど胸椎、胸郭も動いてくれなければなりません。その時に肩甲骨や胸椎、胸郭が動いてくれないと肩関節へのストレスが増大し、ストレスの積み重ねによって腱板を傷めてしまうことがあります。
今回の運動のポイントは背中や肩甲骨を大きく動かすことです。

腕立て伏せではないので肘を伸ばしたままで
①背中を丸めながら肩甲骨(腕)を床に突き出します。
続けて、
②背中を反らすようにしながら肩甲骨を寄せます。これを交互に何回か行います。

そこまで力を入れる必要はなく、あくまで肩甲骨や背中を大きく動かすことを心掛けましょう!
ちょっとした空き時間に行っていただくと良いと思います。