今回は「五十肩の拘縮期」と「サイレント・マニピュレーション」についてです。
関節の炎症が改善されると肩関節が硬くなって動かしにくくなります。炎症で伸び切った関節靭帯の浮腫みが改善し、痛み刺激を残こしたまま縮こまるからでしょう。
この時期は適切なリハビリを行うことが基本となります。炎症期でもリハビリで行える背中や肋骨・肩甲骨の動きもいっそう回復させ、縮こまった肩関節の柔軟性を取り戻し、日常生活に支障がない状態を治療の目標とします。
ここでサイレント・マニピュレーションという手技をご紹介します。これは整形外科超音波の第一人者で肩の専門医でおられる皆川洋至医師が開発した革命的な手技です。
拘縮期の状態が強くリハビリで改善に乏しい場合に適応とし、トータル治療期間の短縮にもつながります。
以下の流れで行います。
①頚部に神経ブロック注射を行い、肩に麻酔をかけます。(第5回健スポ通信に記載)
②痛みがない状態で徒手的に肩を捻りながらゆっくりと大きく全方向に動かす処置をします。この際に病的に硬くなった関節包靭帯が「バリバリ」破れる音がして動く範囲が拡がります。
③最後に関節内へ鎮痛剤を注射します。
腕の麻酔がきれたら動かす練習を再開します。
当日は処置のために肩が重い感じや軽度痛みありますが、鎮痛剤の注射が著効して強い痛みにはなりません。
サイレント・マニピュレーションによる破断させた関節包靭帯などの関節内の変化は6カ月後のMRI検査にて高い肩関節機能を維持した状態で修復に向かうことが示されています。
またトータル治療期間が短縮されれば医療費が軽減され、治療のための通院時間も減って有意義であること間違いありません。
当院では昨年度40例程度の治療実績があり、理学療法士によるリハビリも充実しています。
拘縮肩を少しでも早く治療していきましょう!
こんにちは!!カフェまつぼっくりです。
7月1日よりランチメニューがリニューアルしました。
☆おにぎらず ☆チキンとごぼうサンド ☆サラダボウルの人気商品はそのままで☆ローストポーク丼 ☆ツナバジルサンド ☆明太子クリームパスタ が仲間入りしました。
なかでもイチオシメニューのローストポーク丼の豚肉は牛肉や鶏肉に比べ、疲労回復に効果のあるビタミンB1が豊富で尚且つ、高タンパク質で低カロリーの食材です。
また玄米と食べる事によりエネルギーにかえやすくしてくれるので、体が燃えやすくなります。
ですので、ローストポーク丼を食べた後にfineで運動すれば燃焼効果ありますよ。
皆さん食べて痩せましょう!!
みなさんこんにちは!健康スポーツクリニックリハビリテーション科 黒木です!
今回も前号に引き続き肩関節に必要な筋力強化についてお伝えします。
肩関節は小さなくぼみ(関節窩)の上を大きな腕の骨(上腕骨)が動くため自由度は大きいですが、関節としては非常に不安定な構造をしています。
今回お伝えする腱板は4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)によって構成されており、関節を安定させて動きをスムーズにする働きがあります。
腱板機能が低下することで肩関節が不安定となり、肩の痛みや引っかかり感など様々な症状を引き起こします。
◯棘上筋エクササイズ
◯外旋(棘下筋・小円筋) 内旋(肩甲下筋)エクササイズ