今回は「水泳肩」についてです。
水泳肩は1974年にKennedyらが水泳選手に肩関節痛が多いことから名付けました。
過去の日本オリンピックチームの報告によると過去に肩痛が69.9%あり、調査時の肩痛は23.7%であったそうで、肩に不調がある選手は多いようです。
その原因は広く言うと肩がひっかかる「肩インピンジメント症候群」ですが、その中身は滑液包炎、腱板症、腱板部分断裂、関節唇損傷などが含まれます。
クロールでのストロークは水中動作の「プル期」と水上で手を戻す「リカバリー期」に分けられます(写真)。
(八木:2007)
トップレベルの水泳選手は1日で12000m程度泳ぐので、6000回以上も腕を回していることになります!
実はその運動は肩を支点として腕を回しているのではなく、手を支点として体を前進させている運動なのです。
肩関節痛は多くがプル期前半に生じています。水泳選手はもともと関節が柔らかい人が多いですが、逆に柔らかいと関節不安定性や肩関節痛の危険性もあります。疲労などで肩後方組織や肩甲骨周囲筋が硬くなると、関節内でひっかかりが生じたりします。
水泳に限ったことではありませんが、肩の機能は上半身すべてが重要ですので、日常トレーニングにストレッチ中心の予防プログラムを組み込んで行うことが望まれます。
こんにちは!メディカルフィットネスfineです
ロコモという言葉を耳にした事はありますか?
ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称です。
骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。
ロコモが進むと日常の生活が制限され、さらに悪化すると、支援や介護が必要になる可能性が高くなります。要支援、要介護になる原因のトップは転倒、骨折や関節の病気など運動器の故障であることはあまり知られていません。
メディカルフィットネスfineでは、ロコモ度を調べる立ち上がりテストが行えます。
会員でない方も行えますので興味のある方は是非お気軽にfineにお越しください!
最後に簡単なロコトレを1つご紹介します!
1日の目安:左右1分間ずつ1日3回毎日行いましょう!
POINT
・姿勢をまっすぐにして行うようにしましょう。
・支えが必要な人は十分注意して、机に手や指をついて行います。
・指をついただけでもできる方は、机に指先をついて行います。
その他スクワット等も効果的です。無理なく日常生活に運動を取り入れましょう!
継続することが1番大切です★
皆さんこんにちは!!健康スポーツクリニックリハビリテーション科です。
今回は普段、デスクワークや家事仕事で首や肩が凝ってしまう、猫背気味の方にオススメな肩のストレッチをご紹介したいと思います。まず肩の前側の筋肉が硬くなることによって、肩が前に引っ張られて猫背のような姿勢になりやすくなってしまいます。猫背のような姿勢になることで、首の後ろや肩周りの筋肉が硬くなってしまい、慢性的な凝りに繋がってしまうんです。
なのでしっかり肩の前側をストレッチして、猫背にならないようにしていくことが大切です。
首や肩が凝っている方や、猫背が気になる方は今回のストレッチをやってみてください!!
《ストレッチ》
①まず写真のように横向きに寝て、上の手を頭の後ろへ!!
②そこから上体をひねって、胸を広げていきます!!その時に肩の前がストレッチされます。
広げた状態を10秒キープしたら①の姿勢に戻っていきます
【回数】左右10回ずつやっていきましょう *腰に痛みがある場合は無理に捻らないように!!