今回は女性の更年期障害によいとされる「エクオール」です。
エクオールという物質は1932年に英国で妊馬の尿より確認されたことから馬を意味する「equine」より命名されたそうです。人では1982年に尿中より発見されました。
これは大豆イソフラボン(ダイゼイン)の代謝物です。食品中のイソフラボンが腸内細菌によって代謝されることで生成され、腸管より体内に吸収されます。
女性ホルモンであるエストロゲンの構造と似ていることからエストロゲン様作用があると言われます(下図は構造体の比較)。
全く同一ではありませんので、エクオールの活性はエストロゲンの100~1000分の1程度しかありません。閉経前だとエストロゲンが体内に多いため、エストロゲンに代わりにエクオールが受容体にくっついて弱い作用を示すことで過度のエストロゲン作用を抑えてくれます。逆に閉経後の更年期のエストロゲン欠乏状態ではエクオールが積極的に受容体にくっついてエストロゲンの代わりをするため、エストロゲン作用となります。(下図)
大豆を食べれば本来生成されるエクオールも最近では産生することができない腸内環境である人が増えているとのことです。
約50%の人しか作れていない状況ですが、原因としては食生活の欧米化により大豆の摂取量が減って腸内細菌叢が変わってきたためと推測されます。
尿検査によりエクオール産生能を判別することができます。大豆を摂取して重要な栄養素であるたんぱく質を取り入れることはよいことですが、エクオールが産生されない体質である可能性もあります。
その場合に更年期症状がある方でもサプリメントで補うことができます。
松田芳和院長のDr.スムージーでました!
こんにちは。カフェまつぼっくりです。ご挨拶が遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。
2020年についにまつだ整形外科クリニックの松田芳和院長が監修したDr.スムージーを発売いたします。
トマト酢ムージーは皆さんが健康になるものを一杯に凝縮して作りました。
中性脂肪が気になる方や血糖値が気になる方、筋力をつけたい方など様々な場面で飲んで頂けるスムージーになっていますので、是非カフェに遊びに来てくださいませ。
お待ちしております。
みなさん、こんにちは!理学療法士の桜井です。今回は背中~腰・お尻まわりの筋肉を全体的に鍛えられるトレーニングを紹介します。
『体幹トレーニング=腹筋のトレーニング』と考えている方もいると思いますが、身体の前にある腹筋だけでなく、後ろにある背筋なども鍛えていった方が姿勢の改善やスポーツでのパフォーマンス向上につながります。
方法ですが、四つ這いになってもらって、例えば右手と左足、左手と右足というように交差してなるべく水平の位置でキープします。
そのときに注意してもらいたいのが、足を上げたときに腰が反ってしまったり、骨盤が回ってしまったりしないようにしましょう。
そして水平の位置で10秒間キープして、左右10回ずつを目安に行いましょう!
もし手と足を上げようとすると体勢を保てないということであれば、まずは足だけ上げてキープする方法から始めてもらっても良いと思います。