<プロ野球選手 松坂大輔>
今回は「肉離れ」です。
肉離れはスポーツ障害の中で頻度が高く、野球、サッカー、陸上競技、ラグビー、など様々なスポーツ競技で発生します。一般の方が「捻挫」と考えているのは実は靭帯損傷のⅠ度(最も軽いもの)なのですが、これと同様で肉離れは筋損傷の軽いものという印象を持たれるかもしれません。肉離れは筋腱部の損傷を言いますが、その程度は様々であり、軽微なものから手術を要するものまであります。
運動中に筋肉が引き伸ばされると同時に強い筋収縮が起こる際に発生する筋肉の断裂で、筋肉自らを引き裂いてしまうものです。
特に太ももの裏(ハムストリングス)や前方(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)によく起こります。受傷時には「ぶちっ」とした音を感じることがあり、痛みを伴うため、運動ができなくなります。
診断には超音波検査やMRI検査を用いて重症度評価が行えます。
また奥脇分類を用いることで、損傷の程度と競技復帰までおよその目安がつきます。
一方で肉離れがどの筋群か(大腿直筋、内転筋、ハムストリング、下腿三頭筋)、その筋のどんな筋構造の部分かなどを考えるのも重要なのです。
競技復帰までの期間は順調にいくと表のようなデータですが、その期間が長引く原因は肉離れの再発です。
また早期にリハビリを開始するかしないかでは明らかな差があるようです。筋損傷部の以外に出血が広がっていると筋間の癒着をきたして滑走性を低下させるため、違和感や痛みが長期化するのです。受傷後には痛みがありますのが、まずは患部以外の出血が広がった筋部から早期にリハビリ介入(超音波治療や衝撃波治療も有効)して早期復帰を目指すことがよいでしょう。
お家でできる有酸素エクササイズのご紹介!
①ボクシング
・脚を開き重心を下に落とす(膝とつま先の向きを合わせる)
・頭の位置を固定してお腹を捻りながら腕を伸ばす(パンチ動作)
※重心を落とすことで太ももと体幹を鍛える、お腹を捻る動作ではウエストを引き締めてくびれを作り、更に腕を伸ばしてパンチ動作を行う事で二の腕、背中の引き締めができます
②エアロビクス
・ニーアップ(膝上げ動作)
右膝4回→左膝4回→右膝2回→左膝2回→右から左右交互に4回
・手足を長く伸ばした状態から膝を胸の方へ上げる
(膝を上げた時に手で膝をタッチする)
※有酸素運動のため脂肪燃焼効果があります。スピードはお任せ!
★①と②の動作を合わせて1セットとして、×3セット行うと効果的です!!
1セット行ったら水分補給を入れて休憩しましょう。
皆さんこんにちは!!健康スポーツクリニックリハビリテーション科です。
今回は反り腰を解消させるためのエクササイズです!反り腰で悩んでいる方はぜひ今回のエクササイズをやってみてくださいね!
①四つ這いの姿勢になります! 背中をまっすぐな姿勢から、息を吐いて背中を丸めましょう!
背中を丸めるときは、おへそをのぞき込むようにやっていきます 丸めたらまたまっすぐに!
【秒数】このまっすぐから丸める動きを60秒間続けてやっていきます
②上向きに寝た姿勢から、手を頭の後ろに!そこからお腹に力を入れた上体を起こしていきます!
起こした後は、また上体を戻しますが、お腹の力が抜けていかないように気をつけましょう!
【回数】10回×3セットでやってみてください!*腰に痛みがある場合は無理しないように