2004年7月29日、阪神タイガースの金本知憲は中日戦において左手首に死球を受けた。
診断結果は、「左手首軟骨剥離骨折」だった。これによりバッドを振る際に左手を使えないという状態に陥る。
しかし、金本は翌日の巨人戦に出場し右手1本で2安打を放ってみせた。
さらにすごいことに試合を1イニングも欠場することなく、試合に出場しながら骨折を治療したということだ。
そして、鉄人伝説はこれだけに終わらず、見事その年の打点王を獲得したのだった。
今回は「骨折」です。
骨折には多くの分類があります。
骨の連続性の有無で分類すれば、①完全骨折 ②不全骨折 ③不顕性骨折があります。
②は骨折線がはっきりあるものの、骨の連続性が一部残存しているものを言います。よく「ヒビ」が入っていると伝えると、「よかった~骨折していなくて!」とリアクションする方も多いですが、「ヒビ」とは細い骨折線を指すので立派な骨折です。
骨に損傷あれば骨折なのです。
また骨折の発生機転による分類には
1)裂離骨折(剥離骨折):骨に付く靭帯や腱がひっぱることで起こる骨折
2)捻転骨折:一回の投球や腕相撲などで骨が捻られることで起こる骨折
3)圧迫骨折:骨が圧縮されることで潰れる骨折で背骨に多い
4)屈曲骨折:曲げ力が加わることで起こる骨折
5)剪断骨折:限局した部位に剪断力が加わった場合に起こる骨折
6)粉砕骨折:大きな外力による骨折で、粉砕状に大小様々な骨片に分かれる骨折
7)破裂骨折:背骨などに長軸方向に圧迫力が加わった破裂を生じた骨折
ちなみに複雑骨折は骨が皮膚の外に露出してしまったもので現在では開放性骨折と言います。
複雑骨折≠粉砕骨折です。
沢山あって名前もややこしいですね。
しかし骨折の発生機序を見極めることで骨折の治療(例えば骨折を徒手的に直す整復術)ではその反対方向の処置をすればよいことになり重要なものなのです。
7月になりました。いよいよ夏本番ですね!タンクトップを着た時の二の腕が気になる!水着になった時の背中をキレイに見せたい!
そんな夏にぴったりのトレーニングを紹介します。
毎日少しずつでも行うことで身体は必ず変化します。
1日3セットを目安に頑張りましょう!!
① 背中・二の腕・肩まわりのトレーニング
② 二の腕のトレーニン
梅雨に入りおうち時間が増えると、テレビやパソコンなどを見ている時間が増えますね。
そんな時の姿勢はどうしても背中が丸くなりやすく、首も前に出てきてしまいます。そのような姿勢を長時間続けると、背中や首の筋肉が硬くなり重だるくなってきてしまいます。
同じ姿勢をとることは、からだにとってストレスです。
30分に1回程度、からだを伸ばしたり動いたりしてリセットすることが理想です。
長くとも2時間に1回はからだを動かすよう、意識していきましょう。
そこで、今回はそんな時に手軽にできるリセット運動をご紹介します。
この運動を行うことで、頭の位置が整い、肩から背中の筋肉がしっかり動いてほぐれていきます。
①腰の下へ薄手のタオルを入れて、肘を伸ばしたまま両手を上げ下ろししましょう。
②次に、脇をしめるように横から下ろしましょう。
③座りながら行う場合は、壁に頭、背中、お尻をつけて、同じように行いましょう。
(それぞれ10回程度)