物事にはすべて理由があり、原因がある。
その原因を自分で探して向き合うことによって
自分が今何をすべきかということが見えてくる。
<宮里 藍(元女子プロゴルファー 2010年 世界ランキング1位)氏>
今回は“ロコモティブシンドローム”(略称ロコモ)の新しい情報です。
ロコモは和訳では運動器症候群といい、筋肉・骨・関節・軟骨などの運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」などの機能が低下している状態です。
進行すると自立生活ができず要介護となってしまうのです!
2007年に日本整形外科学会がこのロコモという概念を提唱し、全年代におけるロコモ判定を目的として 2013 年に「ロコモ度テスト」を発表、2015 年にロコモ度テストに「ロコモ度 1」「ロコモ度 2」からなる「臨床判断値」を制定しました。
さらに学会は2020年9月に、ロコモがどの程度進行することで投薬や手術などの医療が必要となり、医療によってロコモがどのように改善するかを検証し、新しい臨床判断値として「ロコモ度 3」を制定しました。
これにより、ロコモの医療対策に関する根拠、高齢者健診から医療への橋渡しなどが期待されます。
まずは自分の運動機能がロコモかどうかを「ロコモ度テスト」でチェックすることが重要でます。
①立ち上がりテスト(下肢筋力を調べる)
②2ステップテスト(歩幅を調べる)
③ロコモ25(身体状態や生活状態を調べる)
から構成されています。
各項目における臨床判断値を用いて、ロコモの進行状況を「ロコモ度 1」「ロコモ度 2」「ロコ モ度 3」と判定します。
「ロコモ度1」は移動機能低下が始まっている段階、「ロコモ度2」は移動機能の低下が進行し、自立した生活ができなくなるリスクが高くなっている段階、「ロコモ度3」は、移動機能の低下が進行し、社会参加に支障をきたしている段階です。各段階でしっかりと対応しないと遅かれ早かれ介護状態になってしまいます。
メディカルフィットネスfineではメディカルチェックの一つとしてロコモチェックを行っています。ぜひロコモチェックして現在の自分の運動機能を確認してみて下さい。ロコモ度テストの性・年代別基準値もあるのでロコモに該当しない方でも同年代の基準値と比べてみることも重要です。
ロコモを予防することが健康寿命を伸ばすことにつながります!
こんにちは! メディカルフィットネスfineです。
食欲の秋にぴったりな・・お・は・な・し!
糖尿病の方はとくに必見!
食事療法のみでは、筋肉が減ってしまい、ダイエットに成功した場合でも、インスリンの
はたらきがよくなるわけではありません。継続的運動は食事後の代謝を増やしてくれます。
継続的に運動を行う
↓
筋肉・ミトコンドリア数が増える
内臓脂肪が減る
↓
生活習慣病の改善★ 疾患があっても楽しく生活できる♪
適度に季節の美味しいものを楽しみましょう♪
みなさんこんにちは! 健康スポーツクリニック理学療法士の黒木です!
最近は朝晩に寒さを感じることも増え、昼間は心地よい陽気になってきました。そんな中で運動を始めようと考えている方も多いと思います。しかし急な運動再開はカラダも準備出来ておらず、怪我をしてしまう可能性があります。せっかく運動するのであれば怪我をしないようにしっかりと準備してから行いましょう!
そこで今回も前回に引き続き運動開始する際に必要な準備体操をお伝えしていきます。
股関節のストレッチ①(30秒間キープ)
足を前後に開き付け根を伸ばしましょう!
※プラスとして伸ばしている側の手も上げるとより付け根が伸ばされます
股関節のストレッチ②(30秒間キープ)
左足を右足の上に乗せ上体を前に倒してお尻を伸ばしましょう!
※ポイントは、息を止めない・少し痛い位置から徐々に伸ばしていく(痛みが強すぎるのは逆効果です)