自分にコントロールできないことは一切考えない。
考えてもしかたないことだから。
自分にできることに集中する。
<元プロ野球選手 松井秀喜>
今回は「認知機能の低下に脳トレが効果あるか?」についてです。
現代の高齢社会では認知症の人が今後ますます増加すると見込まれていますが、ある年次推移の結果からは2025年には65歳以上で約5人に1人は認知症となる可能性が指摘されています。
自身が認知症になるかは別としても誰もが認知症と関わりをもつ時代となっています。
間違えやすいことですが、認知症と加齢性の認知機能低下は異なるものです。
たとえば、・物忘れが多くなった・作業の手際が悪くなったなどは加齢に伴う認知機能低下です。
これらはメモを取っておくことや早めに作業を始めことなどで対応が可能となり、認知症と違って日常生活は問題なく過ごせます。
記憶の機能は25歳以降に低下傾向になります。他の認知機能も概ね20-30歳付近をピークに徐々に低下するようです。
ただしすべての機能が一律ではなく、語彙や知識などの経験や学習から獲得した知能は生涯にわたり増大していきます。
認知機能の低下には脳の大きさやその萎縮がその一因と考えられ、記憶の低下については海馬という脳の部分の大きさと相関しています。
また脳の栄養である酸素やブドウ糖を与えるのは血液ですが動脈硬化等で加齢に伴い血流が低下します。
逆に血流が低下することが脳の萎縮を促進するという考えもあります。
ただし個人差もあり、概ね加齢により認知機能は低下しますが、その変化は個人差もあり、環境や生活スタイルに依存する部分もあります。
脚の筋肉の衰えが筋力トレーニングで回復するように、脳の認知機能を改善させるのに「脳トレ」は有効でしょうか?
Owenらの大規模調査(2010)によると18-60歳の11430人を対象に様々な脳トレーニングを行わせて、その前後で認知機能を測定した結果、トレーニングで使用した課題の成績だけは向上したものの、トレーニングしていない課題の成績はまったく上がらなかったということです。
脳トレに期待することは特定のトレーニングをすることで、物忘れなどの機能が改善されることですが、この結果からは脳トレの効果は一般的に思われているほど効果はないようです。ただし、脳トレの機能回復効果は別として、特定の高い機能を維持するという意味では有効です。
脳トレのように直接脳に負荷をかける方法が有効でないなら、どうすればよいでしょうか?その答えは身体の活動=運動です。
次回は運動と脳機能の関係についてお伝えします。
こんにちは☆ 年が明けて寒い日が続いていますね。
今回は体を温めてくれるスーパーフード“生姜”の栄養素について紹介します。
シネオール(香り成分)
食欲を増進する働きがあり、疲労回復に役立ちます。
ジンゲロール(辛味成分)
殺菌作用や免疫機能を活性化させる働きがあります。
ショウガオール
血管を広げて血行を促進させる働きがあります。
今月から期間限定スムージーはHOT『アップルジンジャーー』です★
りんごと人参の甘みとショウガの香りが心地よいスムージーです♬温まりますよ◎
★自宅で出来る簡単な生姜ドリンクレシピ★ 《ハニージンジャーティー》
① 紅茶を入れます。
② ①にすりおろした生姜(チューブ生姜でも)を入れ混ぜます。
③ ②にお好みではちみつを入れ混ぜたら出来上がり★
~材料~
・紅茶 1杯
・おろし生姜
・はちみつ (お好みで) 小1
こんにちは。健康スポーツクリニック理学療法科です。
今回は、「肩の前側(大胸筋・小胸筋)のストレッチ」をお伝えします。
朝の気温がマイナスになることもあり、ついついからだが丸くなってしまいますね。
背中が丸まり首が前へ出るような姿勢では、肩の前についている胸の筋や首の筋が縮こまり、肩甲骨を前や上へ引っ張ってしまいます。
そのような状態では、腕を動かす際に肩甲骨が動きづらく肩甲骨周りの筋も働きづらくなりため、肩関節への負担が増えて痛みの原因となります。
縮こまっている胸の筋をストレッチして、肩甲骨の動きを保つようにしましょう。
【ストレッチ方法】
・背筋を伸ばして手を後ろへ組んだら、お尻の下へ引き下げるようにして伸ばします。
・そのまま20~30秒程度止めてゆっくり筋を伸ばしましょう。
※腰を反らないよう注意しましょう。