当日は、さくら運動公園にて理学療法士によるストレッチブースを設けております。時間は8:00~11:45無料で行っております。是非、ご参加下さい。
今回は「指の伸筋腱脱臼」についてです。
指を伸ばす腱を伸筋腱と言いますが、手の甲にあり各指の腱が一本ずつ確認できます。正常では、伸筋腱は腱を支持する両側のバンド(矢状索)により引っ張られてバランスをとり、骨の中央に位置しています。
何らかの外傷により小指側にずれ落ちてしまう状態を伸筋腱脱臼と言います。グーをすると伸筋腱がズレ(左図)、落ちるたびに音がしたり痛みが生じたりします。パーをすると腱は戻ります。ほとんどは中指に起こりやすく、稀に他の指でもおこります。典型的な発生はいわゆる「デコピン」をする動作で指を曲げた状態で急に伸ばして弾くと親指側のバンドが断裂して緩んで、小指側に腱が脱臼してしまいます。何かを直接殴って生じる場合もあります。
ケガ以外では生まれつき指の関節が柔らかい場合の先天性、リウマチも原因となります。
先天性やリウマチでは無症状のことが多く、その場合には治療の必要はありません。外傷例では指を伸ばした状態で装具やギプス等の外固定を5-6週間行うことで改善を図れますが、小指側への偏位がやや残ることもあります。早期の改善を目指したい時・時間経って改善ない時・脱臼が戻る際の引っかかりが強い場合には、手術治療がよいでしょう。発症間もなければ断裂したバンドの縫合術を行います(下写真)。受傷から長期間経過した場合には伸筋腱の一部を利用して矢状索を作り直す再建術を行います。
こんにちは。まだまだ寒い日が続いていますね。
旬はいちごですが、いちごの仲間のラズベリーの栄養について紹介します。
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腸の働きを活発にします
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こんにちは!理学療法士の鳥羽健太です。
本日は、市民ランナーの怪我で多い「疲労骨折」についてのお話です。
ボキッと折れてしまう外傷的な骨折とは違い、なんとなく鈍い痛みが引かず長引く時は「疲労骨折」の疑いがあります。ランニングのように着地の衝撃や小さな力でも特定の部位に継続的なストレスが加わることで、骨に負担がかかりヒビが入ることにより疲労骨折が生じます。
なかなか引かない痛みは疲労骨折の可能性があります。
運動量が増える時期や練習強度が高まってきた時に起きやすく、「運動量の積み重ね=オーバーユース」が原因とされています。
初期症状は、違和感程度でどんどんと走れる点ですが、疲労骨折は治りが遅いため、症状を放置してしまうと長期的な治療が余儀なくされます。違和感がある状態でも運動ができてしまうので、一度骨が折れてしまうと運動を開始するまでに時間がかかるため要注意です。違和感や足の痛みが引かない場合は、当院でレントゲン、MRI撮影をおすすめします!