2010年に開院し、15周年を迎えました。
今回は「母指CM関節症の手術」についてです。
母指CM関節症は長期的には痛みが改善することも多く、最終的に手術が必要になる割合は10-20%程度という事実を踏まえて、まずはサポーター装着等の保存的治療を行いますが、長期にわたり痛みに悩まされている方には痛みを改善させる手術が勧められます。
変形が進んだ状態に対する術式には関節形成術/関節固定術があります。これらは関節自体に直接処置を加えて痛みの改善を図る方法です。
<関節形成術>
関節の土台部分である大菱形骨を完全切除または部分切除して、隙間を作成して刺激を減らす方法です。親指側の中手骨が沈み込んで隙間がなくならないように、自分の腱(通常は長母指外転筋腱の一部を使用)を用いて吊り上げる方法(Thompson法)や最近では自己腱の代わりに人工靱帯を用いて吊り上げる方法(Suture Botton Suspensionplasty)などがあります。
<関節固定術>
変形した関節の軟骨を切除し、骨同士を癒合させて痛みを完全に消失させる方法です。
当院ではロッキングプレートを用いて固定しています。
※どちらの手技も一長一短ありますが、どちらも同等に
概ね成績は良好です。生活スタイルなどを考慮して術式
を相談することになります。
みなさんこんにちは!!健康スポーツクリニックリハビリテーション科 北⾵です!
気温も⾼くなってきましたが、しっかり⽔分をとって熱中症に気をつけながら運動していきましょう。
今回は背中のストレッチ(広背筋)についてお伝えします。
腕の⽅から⾻盤まで広い範囲に働く筋⾁になります。⾻盤を前に倒し、腰を反りやすくする作⽤を持ちます。
広背筋の柔軟性が低下すると、猫背や巻き肩、腰痛など様々な影響が出てしまいます。
両膝をつき、⽚⽅の⼿を対⾓線上に置きます。(親指が上にくるように)
そのままおしりを後ろに引いていきます。
20秒×3セットを⽬安に取り組んでいきましょう!