<マイケル・ジョーダン>
今回はマレット指(下写真)です。
主に“突き指”が原因で、第一関節を自分で伸ばすことができなくなる怪我です。
マレット(Mallet)とは木槌という意味で、その形のように指が変形します。
大きく分けると2種類があります。
治療は保存加療が基本で、指の装具を2か月ほど装着します。
難しい点は装具を終日装着することが必要で、手洗いや入浴に気を使います。
指をうっかり曲げてしまうと再断裂してしまいます・・・。
そこで確実に指を伸ばし、生活でも装具が不要な方法があります!!
関節をワイヤーで一時的に固定する方法です。
皮膚の下にワイヤーを埋め込むため、感染の心配もなく入浴もできます。
しっかり固定できるので良い結果が得られます。
はじめの段階で指のびが非常に悪い場合には、手術で腱修復術を行うこともあります。
関節変形を直す必要性や骨治癒に時間がかかるため、ほとんどの場合で手術が必要です。
大事なのは関節の形をきれいに戻し、早く骨癒合させて、早く指を動かすことなのです!!
当院の手術では指の伸び回復に重点を置くために伸展位固定を意識し、骨片の安定性向上のためにワイヤー本数を多くする工夫をしています
暖かくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。
カフェまつぼっくりのランチメニューも3月から新メニューになりましたので、一品ご紹介させていただきたいと思います。
《薬膳タコライス》
肝に血を補うレバーと野菜と9種類のスパイスを入れた薬膳タコミートを、巡りをよくするターメリックもち麦ご飯にのせました。
《春野菜の梅酢ピクルス》
にんじんとセロリを、巡りを良くする梅酢と陳皮を入れた酢に漬けました。
《あさりとうどの潮汁》
あさりは血を補って、精神を安定させ、うどは関節痛やのどの痛みなどひきはじめの風邪を改善すると言われます。
《よもぎプリン》
血を補い巡りを良くするよもぎを入れたプリンに、肝を補うイチゴをのせ、自家製黒蜜をかけました。
季節に合った薬膳料理を食べて、体の調子を整え、春を元気に過ごしましょう!
みなさんこんにちは!今回はオスグッド・シュラッター病について簡単にお伝えします!
◆オスグッド・シュラッター病とは?
・10歳~15歳の活発な発育期の男の子に多く、運動時や運動後に痛みが出現し運動を休むと痛みが少なくなるのが特徴です。
・太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)はお皿の下を通りスネの骨に付着しているのですが、この大腿四頭筋によってスネの骨が過度に引っ張られている状態が続くことがひとつの原因として挙げられます。
◆簡単な予防チェック
・FFD(床に手の指先がつくかどうか)
・しゃがみ込み(床にかかとをつけた状態でしゃがみ込めるか)
・正座(出来るかどうか)
◆予防(対策)
・太ももの後ろ側・ふくらはぎのストレッチ
・太ももの前側のストレッチ(※痛みが出る場合はマッサージ)
・お皿(膝)周りの筋肉へのマッサージ
※ストレッチは30秒~60秒 ゆっくりと伸ばしましょう!
現在オスグッド・シュラッター病で満足に運動が出来ていない方、また予防チェックに当てはまる方は実践してみましょう!
健スポ理学療法士 黒木 啓