<アルトゥール・アントゥネス・コインブラ>
愛称:ジーコ
今回は上肢伝達麻酔についてです。
伝達麻酔とは神経ブロックのことです。神経周囲に麻酔薬を注射することで、痛みを感じなくなり、筋肉が緩んで動かなくなります。これにより手を中心とした上肢の手術を行うことが可能となります。
手術以外では骨折の徒手整復の際に痛みなく行ったり、肩関節周囲炎(いわゆる50肩)の拘縮時に行うサイレントマニピュレーション(徒手的授動術)に有用です。
神経は首から脇の下まで腕神経叢という束を形成しています(下図)。
どこの部位に注射するかにより
①斜角筋間ブロック(緑色)
②鎖骨上窩ブロック(赤色)
③腋窩ブロック(黄色)
などに分けられています。
各ブロックには効きやすい領域などの差があり、手術の目的に合わせて使い分けます。
当院の上肢の手術では鎖骨上窩ブロック(赤色)を第一選択としています。
この理由は上腕部も広くカバーできるため、上腕に巻いて使用する駆血帯による痛みが少ないこと、神経の注射ポイントが少なくてよいという利点があるからです。
また必要に応じて腋窩ブロック(黄色)を部分的に追加することもできます。
当院ではすべて超音波ガイド下の神経ブロック(下図)を行っています。
これにより安全かつ確実な麻酔効果があります。
目で見て確認しながら行うことは何においても大切ですね!!
上肢手術のほとんどが日帰り手術で安全に行えるのは、この超音波ガイド下の神経ブロック手技によるものなのです。
★ちなみに平成30年4月に開催される第61回日本手外科学会でこれに関連する発表を行う予定です。
今年は早めに桜満開ですね!妻沼の緑道がとてもオススメです♪( ´▽`)
菜の花と桜がとても綺麗です!桜を見ながらウォーキングいいですね!
カフェまつぼっくりからは3月からの新メニュー薬膳スープランチをご紹介します!
【かじきとあさりのサフランスープ(ブイヤベース)】
肝の機能を高め、気の巡りをよくするかじきと、血を補うあさり、血の巡りをよくするサフランの魚介スープです。
【柑橘と焼きかぶのマリネサラダ】
香りが良くリラックス効果もある柑橘類と、消化を助け解毒作用もあるかぶをオメガ3系のオイルとキヌア入りのドレッシングでマリネしました。
【ふきのせ温豆腐 生姜くずあん】
血の巡りを良くし、解毒作用のある旬のふきと豆腐に生姜のくずあんをかけました。
その他、春野菜のピクルス、いり黒豆ご飯、よもぎプリンが付いています。
プレートランチとタコライスも大人気です!是非食べに来て下さい♪( ´▽`)
こんにちは!理学療法士の三澤です。
健康スポーツクリニックでは、3月から新しい検査がスタートしました。
理学療法士も「体幹トレーニングコース」でのパーソナルトレーニングや「メタボ撃退コース」での運動指導を担当しています。
今回は、体幹トレーニングコースで測定する「大腰筋」についてお話します。
「大腰筋」は腰から股関節までついている筋で、歩く時や階段を昇る時などに足を持ち上げる働きをします。また、スポーツでは陸上の短距離・中距離で力を発揮します。金らの研究によると、大腰筋の横断面積は20~39歳代と比較して、男性では60歳代から、女性では50歳代から有意に低値を示します。
また、女性では歩行速度と大腰筋横断面積の間に有意な相関関係がみられています。これらのことから、早い時期からトレーニングを開始することが大切といえるでしょう。
「最近つまずくようになった」「歩くのが遅くなった」「もっと早く走れるようになりたい」そんな方は大腰筋のトレーニングを取り入れてみましょう!