<猪木 寛至>
リングネーム:アントニオ猪木
今回は“ロコモティブシンドローム”(略称ロコモ)についてです。
和訳では運動器症候群といいます。
これは筋肉・骨・関節・軟骨などの運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」などの機能が低下している状態であり、進行すると日常生活が自立できなくなり、要介護となってしまいます。
2007年に日本整形外科学会がこのロコモという概念を提唱しました。ロコモに対する国民の認知度は2017年において46.8%で、少しずつ認知されてきています。
日本は超高齢社会となっており、いつまでも自分の足で歩き続け、ロコモを予防して健康寿命(健康上も問題がない状態で日常生活が送れる期間)を延ばしていくことが社会全体の課題となっています。
骨や筋肉量のピークは20~30代であり、運動習慣がないと40~50代で身体の衰えを感じやすくなり、60代以降、思うように動けない身体になってしまう可能性があります・・・
まずはロコモかどうかをチェックすることから始めましょう。
「ロコモ度テスト」なるものがあり、
①立ち上がりテスト(下肢筋力を調べる)
②2ステップテスト(歩幅を調べる)
③ロコモ25(身体状態や生活状態を調べる)
から構成されています。
①はメディカルフィットネスfineにて無料で行えますので、ぜひテストしてみてください。
ロコモを予防するには「ロコトレ」という運動が有効です。
むずかしい運動はありません。
大きく分けて
①下肢筋力をつける「スクワット」
②バランス能力をつける「片脚立ち」
が基本です。
日本整形外科学会のホームページ内(http://locomo-joa.jp)では動画での説明を見ることができます。
スクワットはお尻から下肢の筋肉全般を鍛えられる優れた運動です。
ロコモだけでなく、膝が痛い方にも下肢筋力をつける運動として有効です。
外来診察時にも適宜指導いたします。
当院の健スポドックもロコモ対策としてぜひ活用してください。
皆さんでスクワットをして足を元気にしましょう!!
先日、メディカルフィットネスの会員様から月桂樹を頂きました。
月桂樹は効能が素晴らしいということで、今カフェでは葉っぱを乾燥させています。
今日はその月桂樹の効能をご紹介したいと思います。
1、疲労回復
ビタミンB1・B2が含まれており、ビタミンB1は糖質の代謝を助けて疲労回復を促し、ビタミンB2は細胞の新陳代謝を活発にして皮膚や粘膜の機能を維持します。
2、精神安定
月桂樹の香りには、情緒を落ち着かせる効果があり、うつや情緒不安定な時に効果的です。又、ストレスホルモンを大幅に下げる優れた鎮静作用もあります。
3、炎症を抑える
葉に含まれるピネンやサビネンには炎症を抑える働きがあり、リウマチなどの関節痛や、神経痛、生理痛などの痛みを緩和します。
その他、料理に入れていい香りを出したり、肉や魚介類の臭みを消してくれたり、とても優れものなんです。
皆さんも是非試してみてください!
皆さん、こんにちは!!健康スポーツクリニックリハビリテーション科です。
今回も腰痛に対するピラティスエクササイズを皆さんにお伝えしたいと思います。
腰痛と聞くと、一般的に体幹部(腹筋や背筋)のトレーニングが大切と言われていますが、実はお尻(臀筋)の筋肉も非常に大切です。
その理由としては、腰(腰椎)を下から支えているのは骨盤という場所で、その骨盤の安定性に必要な筋肉がお尻の筋肉『臀筋』だからです!!土台がしっかりしていないと、不安定になり体にはストレスがかかり、腰痛に繋がってしまいます。
なのでしっかりお尻周りも鍛えていきましょう!!
<ペルビックカール>
このエクササイズでは、腹筋や背筋、お尻(臀筋)やももの裏(ハムストリングス)を鍛えることができます。
ポイント
①息を吸いながら、お尻を持ち上げていきます。この時、お尻とももの裏を意識しましょう!!
②次は息を吐きながら、お尻を降ろしていきます!! 10回を目安にやってみて下さい